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アートユニットPalabの作品「Parallel-H 」と「parallel perspective」が
かめおか霧の芸術祭において展示されました

2020.10.17 (投稿 田中英行)

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Foginメンバーのコーディーネート及び、共同リサーチによって生まれた、アートユニットPalabの作品「Parallel-H 」と「parallel perspective」がかめおか霧の芸術祭において展示されました。また、アーティストリサーチから収集された情報をもとにH商店街散策マップを作成。

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Parallel-H / H商店街に埋もれる不思議なサイン

亀岡のH商店街は城下町であった歴史背景から、その地形を守るため沿道の道幅が極端に狭い特徴を持つ。そこに地方特有の車社会の発展が訪れ、歩行者の安全担保のため標識が気付かぬうちに増えていった。。この現象は、長い歴史を経て街に住む人の営みから生まれた一種の歪みであり、この街特有のダイナミズムを感じさせてくれるものである。本作は、H商店街に点在する各サインを作品として捉えたインフォメーション展示型の作品であり、不思議な標識によって生まれた光景を、この街の「もう一つの風景」として再解釈し、住まう人・観光で訪れる人らに新たな視点を共有する試みである。また各作品タイトルは、地域住民からのアンケートによって命名されており、地域参画によって完成した作品となっている。

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parallel perspective

亀岡市内の作家工房を訪れ、制作過程で生まれる端材を収集。各端材を材料にもうひとつの世界を描き出す実験を行った。かめおか霧の芸術祭に出展した作品で、会期中は端材を頂いた各作家の作品を街中に点在させ、本展示はそこへ促すインフォメーションの役割も担った。

▼作成したMAP

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Palab (パラボ)

意図せず偶発的に生まれた面白いものを集め、それらを「意識の外側の素材=parallel material」と仮定し、そこから見えてくるもうひとつの世界を描き出す研究所のようなクリエイティブユニットです。

▼「Parallel-H」コンセプトムービー

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